2013/09/03

素材の事②







杉板

杉板は柔らかいため、床材にむいてないと言われる方もいます。

でも、我が家は物を落として凹んだとかを気にしません。
これは、節と同じようなもので、年輪で味です。
小さい傷はアイロンの蒸気で復活します。

つるつるの塗装はしてないので呼吸してます。

竣工時に蜜蝋を一回塗っただけで、その後は何もしていないので
ものをこぼせば多少シミになったりします。
でも木目や節がある分ちょっとしたシミなんて気にならないし、それにだんだん木にしみ込み同化していくんです。

足触りもとてもいいし、
水拭き(汚れたら“激落ち君”が大活躍)で杉の香りはいつもよみがえり、
柔らかいということは木材に気泡が多く含まれているので暖かい。
旦那と息子は冬でも裸足。床暖房なしです。
ちゃんと洋服を着るような室温なのに、足元は暖かい。
床暖房のような乾燥した暖かさではなくしっとりとしている。
家の中どこでも同じ暖かさです。
暖かさのバランスがいいんです。

特に我が家は床4センチ、壁3センチの厚さなので、家の中の調湿効果も実感します。
床は気温・湿度によってはきしんだりしますけどね・・・。
普通だとクレームになっちゃうかな~。なっちゃうね~。

こんなふうに、いいこととわるいことは見方次第のことが沢山ある気がします。

壁の浮造り(木目を浮き立たせる加工をしたもの)は 同じく徳島のケイウッドさん
にお願いしました。
気持ちいいです。ありがとう!

4 件のコメント:

  1. 我が家もリフォームして、マンションなのですが杉板メインにしました。床3.2cmだったか。。で、壁は珪藻土です。
    防音対策など乗り越えられるかと思いましたがちゃんと対策できましたし、蜜蝋ワックスを塗るのは大変だったですがww 床暖房は外して正解の暖かさ。リフォーム後に引っ越ししてお風呂から上がって素足のはじめの一歩は大感動の気持よさでした^^

    全体として自然に呼吸しているかのような(実際にしていますが)空間になりました。半年経って西日の強い窓側の杉は焼けてきて、いい木目になってきています。

    兵庫のマスタープランという建築事務所とガップリ組んでリフォームしてもらったのです。スギ以外にナラ、ヒノキも使って、結果として・・・・大満足!でした^^
    こんな感じです。
    https://www.facebook.com/media/set/?set=a.517996361589853.1073741828.151952681527558&type=3

    狭い自室=音楽室は杉と珪藻土で嫌な反響がなくてしっくり落ち着く空間です。ご主人様同様鍵盤弾きなので機材の場所どりだけが悩みの種であります。

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    1. 拝見させていただきました!
      価値観の合致する設計事務所さんと出会え、よい改装ができたんですね!
      すばらしい!
      マスタープランさんのHPも拝見しました。とても共感する事が多いです。
      今度是非我が家にも遊びにいらして下さい。

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    2. 播口さん、紹介して頂いて恐縮です・・・竹原さん、はじめまして、小谷と申します。コメント欄汚してすいません(汗)
      ご自宅の写真拝見しました。素敵すぎます・・・スギはいいですよね。見た目や清掃性はフローリングなのに、暖かさは畳に近い。香りもいいし材料も身近にたくさんある。素足の日本人のすまいに最も適した床だと私も思い、全国にスギ床の良さをどんどん広めたいと思ってます!ぜひご自宅拝見させてくださいませ。乱文乱筆失礼しました。

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    3. 小谷さん、コメントが遅れてすみませんでした。
      素敵なコメントいただいてとても嬉しいです。恐縮です!ありがとうございました。
      私も小谷さんのHPを拝見して、沢山のすばらしい仕事をされていて、機会があれば是非お目にかかって色々教えて頂きたいなと思っておりました。

      私も杉の良さは本当に毎日実感しております!
      毎日というのが大げさではないくらい魅力的な素材ですよね。

      お忙しいとは思いますが、是非播口さんといらして下さい!
      主人共々お待ちしております!

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